もっと意見カードをリッチにしたほうがいいのかどうか
意見カードは、現状30文字までしか載せられないようにしています。また、URLなどを入力してもクリックできるようにはしていません。
これは二つの理由からそうしています。
## 審査が無理
画像やURLが貼れるようになってしまうと、画像自体の審査、URL遷移先の審査が必要になってきてしまいます。Twitterみたいな普通の投稿サービスであればまあ問題ないのですが、広告が絡んでくるとなると問題です。
広告は意見広告.comのアカウントによって実施されます。あまりにもポリシー違反の広告を審査に出しまくったり、出稿したりしてしまうとこの広告アカウント自体がBANされてしまいます。
そうならないように、文章は一応フィルタリングしていますが、画像の審査や遷移先まで入ってきてしまうと流石に手が回りません。
URLひとつぐらい入れられるようにしようかな、、、とも思っていますが、それは意見カードをシェアするときにつけて欲しいなというのが現状です。
##あまりに情報量が多いと賛同しにくい
一つ目の理由もあるのですが、二つ目が個人的には大きいです。
例えばそこに1000文字の意見が書いてあったとします。その意見に賛同するためには、その意見の内容を読まなくてはなりません。
そうすると、結局意見を持たない人がその意見に賛同するという現象は起きにくくなるのではないかというのが私の考えです。
これは一般的な広告を作るときもそうなのですが、作り手はたくさんの情報を載せたがります。それが、自分が数年かけて作ってきたものや、今人生をかけて活動していることに関する内容を広告したいのであれば尚更です。
しかし、ほとんど見た人には受け取ってもらえません。見た人は今全然あなたの活動や意見に興味がない状態なので、そこまでのカロリーを使ってくれません。(まあなので、この文章読む人も少ないとは思いますが)
インターネットの発展に伴い、どんどん情報量の大きい発信ができるようになりました。
大量の文章、画像に加え動画まで発信でき、生放送でその気になれば一日中配信できます。
情報量が増えていった結果、ファンになった人をどんどん深いファンに持って行くことはできるのですが、新しいファンを作ることはそれでは難しいです。
短い文章で的確に重要な部分を伝えられるキャッチコピーのようなものが必要になります。
意見広告.comは、キャッチコピー投稿サイトとも言えます。
なので、先日も書きましたが15文字ぐらいにしてもいいぐらいだと思っています。リッチなコンテンツを投稿できないことが、結果的にはその意見を広げることができるようになると考えています。その短さとなるとあまりにも専門技能が必要なので、30文字としています。
以上の理由で、あまり情報を載せられないような設計にしています。今後様子を見て気が変わるかもしれませんし、このサイトとは別にリッチな情報を宣伝できるサイトを作ってもいいと思っています。
フィードバック、欲しい機能をぜひコメントください。
意見広告.comを作った経緯
意見広告.comを趣味で制作、運営しているものです。今回は作った経緯を書きたいと思います。
今回作ったもの
意見広告.comは、意見を投稿し、意見カードというものを作ることができます。その意見カードに対して投げ銭を行うことで、Twitter上に意見広告を出すことができるというものです。 詳しくはこちらの記事を見てください。
インターネット、SNSの普及で知名度/影響力/発信力のつき方に偏りが出ている
Facebookができたのは2004年、Youtubeは2005年 、Twitterは2006年です。 インターネットの普及、スマートフォンの普及とともに誰もが情報を発信できるようになり、情報流通の形が様変わりしました。
情報の発信力、影響力を持つ主体が個人に移り始め、”信頼できる情報”の流通経路が様変わりしています。
AmazonやYoutubeの登録者数などを見ればわかりやすいですが、インターネットというのは勝者総取りの状態が起こりやすいものです。 発信力、影響力についても、ある一部の発信者に影響力や知名度も一部の人に偏りがでます。
強い発信者を味方につけられるかどうか次第
これはどの世界でもそうなのですが、強い発信力や影響力を持つ人に紹介されるとか特定のアワードを取らないとなかなか発信力はつきません。 インターネット上ではそういった意味で、もうちょっと発信力が散らばると思っていたのですが残念ながらそうはなりませんでした。 情報発信の民主化は、発信力の民主化には至りませんでした。
さらに今までのメディアではできなかった過激なことを行い注目を集めるという方法が有効なため、発信力をつけるための合理的な手段の1つとして、一種の派手さを身につける必要性が出てきました。
クラウド(群衆)で発信力を創出するには
Twitterにはクラウド(群衆)である特定のツイートや意見の発信力や影響力をブーストする機能がついています。
RT機能
リツイート機能により、ある特定のツイートを自分のフォロワーに対して流布することができます。それをみた人がまたRTするということを繰り返し、情報を伝搬することができます。 とても素晴らしい機能ですが、一方でこれはRTする人のフォロワー数にRTの効果が依存するため、結果的にはフォロワー数の多い、もともと強い発信者を味方につけられるかどうかが肝になってきてしまいます。
ハッシュタグをトレンドに載せる
一定数以上の人が特定のハッシュタグをある期間内にツイートすると、そのハッシュタグがトレンドという形であらゆる人の目に触れるところに掲示され、そのハッシュタグをクリックさせることであらゆる意見を読んでもらったり、ハッシュタグ自体の内容で問題提起を行います。「Twitterデモ」と呼ばれるものはこの方法をとっています。
これは非常に良くてきた手法です。通常各々がツイートしてもトレンドに載るツイート数を超えることはできません。なぜなら、自然と意見が広がっていくのには時間がかかる一方で、トレンドと言うものはある短時間に一斉にツイートされたものをキャッチアップするからです。そこで、事前に呼びかけである特定の時間にみんなで一斉にツイートしましょうとして、トレンドに載るツイート数の閾値を超えさせると言うやり方です。
ただこれについても、トレンドに載るほどの爆発的な広がりは必要がなくても、2週間や3週間程度である一定数に「この時間にこのハッシュタグをツイートしましょう」と言う情報を伝えてしかも参加させる必要があるため、それなりの発信力と影響力を持つ人が乗ってくれるかどうかで成否が決まってしまいます。
最終的には発信力のある方に手伝ってもらうとして、最初どうするか
もちろん、最終的に発信力のある方に発信していただくことは大切だと私も思っています。しかしながら、あまりにもそのきっかけがない。掴みにくいと思っていて、なんとかその最初の芽をクラウド(群衆)で育てる方法はないかと考えていました。 そして辿り着いたのが、広告費を投げ銭して、意見広告を出すと言う方法です。
広告費を投げ銭して、意見広告を出す
インターネットではあらゆるところで広告が出されています。バナーであったりとか、Youtube,Facebook,Twitterどこにでも出てきます。インターネット広告には2つの特徴があります。
- どういった人に広告を届けるかを選ぶことができる
- 100円から出すことができる
1つ目の特徴は昨今プライバシーの問題が取り沙汰されているのでみなさんご存知かと思います。あらゆるサービスはそのサービス内での利用者の行動を見て、どういった人なのかを割り出し、広告主はその情報を使って広告を効率的に出すことができます。これについては今回は一旦置いておきます。
私が注目したのは2つ目の特徴です。インターネット広告は、予算設定で極端に言えば1日1円から出すことができるのです。 今まで広告は例えばテレビCMだったら最小でも数百万円、雑誌の広告でも30万円といったまとまった金額がないと出すことができないものでした。一方で、インターネット広告は例えば100円だけ広告を出して終わりと言うことができます。 ここでは細かい説明は省きますが、例えばTwitter広告は1回の表示だと約0.3円ぐらいです。なので、100円で300人にだけ広告を表示して終わりということができるのです。情報発信の民主化という話を最初に書きましたが、実は広告の出稿も民主化されているのです。
今までまとまった金額が動かせる企業にしか開かれていなかった広告という手段が、誰にでも開かれている状態なのです。
これを利用しない手はないだろうというのが私の考えです。
投げ銭して広告する
自分がこの意見いいなと思ったら投げ銭をする。例えば500円投げ銭をすると、1500人の人にその意見を見せることができます。その意見広告を見た人が賛同してくれるかもしれません。RTしてくれるかもしれません。どんなにいい意見でも誰にも見られなければそれで終わりです。意見広告はあらゆる意見に対し拡散されるチャンスを与えられる、評価される機会を与えられるのではないかと考えて作りました。
今回は意見広告としていますが、他にもこの仕組み自体は流用可能性がたくさんあると思うので、作るかもしれません。
少しずつ改善していければと思いますので、意見、コメントいただければ幸いです。
意見広告.comの使い方
はじめに
初めまして。意見広告.comというサイトを趣味で運営しているものです。意見広告.comは誰もが意見をかけて、その意見をあらゆる人が投げ銭で広告できるというサイトです。 どうして趣味でこんなものを作ったかは別記事に書いてありますので、もしよければ読んでください。
どういう仕組み?
まず全体の流れを説明します。
意見を投稿する
最初に、意見を投稿します。意見は30文字以内としています。そして、全て匿名で投稿されます。
意見を30文字以内としているのは、パッとみた時に全てが読めるようにするためです。
仕事として広告を運用していたのですが、これ以上の文字数でもほとんど読んでもらえないと考えています。
本当はこの半分、15文字ぐらいにしてもいいと思っているぐらいなのですが、ちょっと様子を見て調整していこうと思っています。
また、リンクや画像を入れられるようにしたいとも思っているのですが、現状一人で空き時間にやっていることもあり削除やBANが間に合わないと思われるため、実装していません。さまざまな支援ツールがあるので、少しずつ導入していければと思います。
匿名としているのは、最近のインターネットでの意見の伝搬を見ていると、内容というよりも誰が言ったかであまりにも情報として流通するかどうかが決まってしまっているので、投稿者は匿名としました。ただこの一年、さまざまな誤った情報や、専門家でない人が発信した情報による問題を見てきたので、誰が発信するかが重要な側面もあることを認識しています。なので、様子をみて何らかの条件下では記名できるようにするかもしれません。
今後、賛同者やコメント、支援した人では名前を表示することも考えていますが、この意見広告.com上では全て匿名としており、もし記名で支援したい場合はTwitterでシェアしてねというスタンスです。
投稿した意見をシェアする、賛同する
意見を書くと、このように意見カードが作られます。(デザインはちょっとずつ休日に直していきます、、、)
賛同するボタンを押して、書いた方を後押したり、SNSで意見をシェアして賛同することを表明できたりします。
SNSでシェアすると、自動的にこのように意見カードが表示されるようにしてあります。
意見広告を出す
意見広告をTwitterに出稿できます。 Twitter広告というのは、タイムラインで画像のようにプロモーションとついているツイートを見たことがあるかと思いますが、こんな感じで誰かのタイムラインにお金を払ってツイートを表示することができます。
意見広告は、こんな感じで意見カードを広告することができます。
現状は1口500円に固定していますが、近いうちにいくつかの価格から選べるようにするつもりです。
クレジットカード手数料(Stripe)の手数料3.6%が引かれた482円分広告が出稿されます。趣味の範囲でやっているのでプラットフォーム手数料などは一切取りません。
広告の費用は最終的にはオークションで決まるため、どういう人に広告を表示するのか、その時誰が広告を出しているかによって変動がありますが、 大体500円で1500人ぐらいに表示されます。 そのうちクリックしてくれる人は0.1〜0.2%ぐらいです。
通常WEB広告は広告をクリックしてもらい、リンク先のウェブサイトにアクセスしてもらうことが目的とされますが、今回は意見カードを多くの人に見てもらうということを重視した入札戦略を取ります。 どのような人にターゲットするかは、しばらく私が手弁当で運用します。ゆくゆくは自動的にある程度キーワードなどを見てターゲッティングできるようにしていきたいです。
広告が完了したのち、わかる範囲での広告レポートと領収書を添付します。
最後に
大まかな流れはこんな感じです。発信したい意見があったら是非使ってみてください。 また、時間がある時少しずつ改善していきますので、ぜひ改善点、要望、質問ありましたらコメントください。